【完】私が恋したプリンス*
私に声を掛けた人物…淳平先輩は、窓辺に腰掛け黄昏ている。
「…今日ってお休みですよね」
「そうだよ」
じゃあ、どうして淳平先輩はここに?
部活も休みなんだし、淳平先輩なら女の人と遊んだりするのかなって。
勝手に思っていたり…
「淳平先輩っ「那姫は俺に会いに来たのかい?」」
「えっ?」
淳平先輩はどうしてここにいるんですか?って聞こうとしたけれど、それは先輩の声によってかき消されてしまった。
「ははっ。その驚いた顔、そそるよ」
えっと…淳平先輩…?