【完】私が恋したプリンス*
次の瞬間、淳平先輩の香水の匂いがしたかと思うと私は抱きしめられていた…
「…ちょ、だから、そ…そーゆうことじゃないですよ!」
私が言ってるのは断じてそうゆうことじゃないわけで。
第一抱きしめて欲しいとか、そうゆうの求めていないんですけれど。
「那姫…」
けれど淳平先輩はお構いなしに、耳元で私の名前を呼んだ。
その囁きにも似た声に耳が熱くなる。
そして、
「好きだよ」
と確かに言われた…