【完】私が恋したプリンス*
…どうやらこの場に私の意思は関係ないみたいです。
「は、はぁーい…」
怖気づいた私は弱々しく返事を返した。
そして調理室に着くと、私はもちろん質問攻めにあった。
質問1つ1つ真面目に答えられる訳もなく、笑って誤魔化し、実莉ちゃんに助けてもらう結果に。
「できたー!!」
やっとこさ出来たカップケーキを綺麗にラッピングする。
一応、淳平先輩の分。
それプラス、凛くんの分。
そして自分の分。
なんだか先輩1人にあげるのは特別感満載なため、一応同じ部活の凛くんにも。
優人は同じクラスで同じ物を作ってるから無いけれど。