【完】私が恋したプリンス*


「なっちゃん先輩、バレバレ。笑ってるでしょ」



けれどその作戦は呆気なく見破られてしまった。



「なんで分かるのよ。にしても、嫌いとか酷い!」



凛くんの胸をポカポカと殴った。



「それは謝るよ…ごめんね?」



「やだ!」



凛くんの敬語も崩れていて、もはやどちらが後輩か分からない。



「なっちゃん先輩子ども!」



「酷い!」

< 135 / 307 >

この作品をシェア

pagetop