【完】私が恋したプリンス*
「まっ、返事は今じゃなくて良いです。俺をもっと知ってから答えを出して」
「…ありがとう」
一気に3人の王子様に告白されたのだ。
告白の返事、断るにも受け取るにもまだ時間が欲しかった。
「じゃ、このカップケーキ俺が貰うってことで」
「あ、うん」
「なっちゃん先輩、またね!」
私は階段を降りていく凛くんを手を振って見送った。
次の日、3人の王子様が私に告白したとう噂は学園全体に広まっていた。