【完】私が恋したプリンス*
「じゃ、じゃあ…淳平先輩で…」
私の中ではこれが限界です!
「んー…仕方がない。それでいいよ」
「納得して頂けて良かったです!」
「納得してないよ?」
「へっ?」
私は突然の淳平先輩に抱きしめられていた。
えっ、えっ!?!
いきなりの出来事に頭の中がごちゃごちゃだ。
そして淳平先輩は私の耳元で、
「これから宜しくね、那姫」
こう呟くと私から体を離した。
私の顔は今までにないぐらい赤くなり、思考回路が停止している。