【完】私が恋したプリンス*
次の日。
私は質問攻めに合った。
そりゃそうだ。
この学園の王子様…3人に告白されたのだから。
そのため私はいつもの倍クタクタで、学校から帰宅する足取りはいつもの3倍遅かった。
カランカラン──
「ただいまー」
そう言うと、お母さんとお父さんがニッコリと微笑んで〝お帰り〟と言ってくれた。
私の家はお母さんとお父さんがカフェを営んでいる。
さっそく私はカウンターの左端。
私の1番のお気に入りの場所に腰掛けた。