【完】私が恋したプリンス*


暑さに耐えながらもスーパーに着くと、頼まれた砂糖を手に取りレジへと行きお会計を済ませた。



スーパーの袋を手に持ち、外へと出た。



ん??



けれど私の視線はある場所へ釘付けに。



スーパーの搬入口にエプロンを付けた人の姿。



私はその人へとゆっくりと駆け寄り、



「…淳平先輩??」



と名前を静かに呼んだ。



名前を呼ばれ反応した先輩は、私を見て驚いた顔を見せた。



「…えっと…これは…」



「…私の学校って…バイト禁止…ですよね??」

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