【完】私が恋したプリンス*


私達の通う学園は、学業と部活動に力を入れている進学校のためバイトは禁止されているのだ。

この校則は入学した当初厳しく言われるほど有名な校則なのだ。

おまけに、無断でアルバイトをした生徒は1週間の校内清掃という処分が与えられる。



「…」



「淳平先輩…」



なのにどうしてバイトなんて??



「…22時にさ、もう一度ここに来てくれる?俺その時間にバイト終わるから」



「えっ?」



「…話したいことがあるんだ」



いつもふざけたことばかり言うのに、今の先輩は真剣な目をしていた。

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