【完】私が恋したプリンス*


コンコン──



「失礼します!!」



中から返事が返ってくるのを待たずに、勢いよく扉を開けた。



「えっ、那姫?」



「ちょ、ちょっと、君!!」



中にいた先生と先輩は驚いた顔をしていた。



「先輩は、家族のこと思ってるんです!だから、だから…!!!」



言いたいことがあり過ぎて、どう話したらいいのか頭が混乱する。

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