【完】私が恋したプリンス*


「…那姫もういいよ」



いつの間にか先輩は私の隣にいて、優しく言葉を掛けてくれた。



でも…



「それじゃあ、先輩が!」



きっと先生に事情を説明すれば分かってくれるはず!



ポン──



大きな手が私の肩に乗っけられ、



「那姫」



優しく名前を呼ばれた。

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