【完】私が恋したプリンス*
その日1日。
校内は淳平先輩の噂でもちきりだった。
耳にする言葉はどれも嬉しくない言葉ばかり。
女子はイメージが崩れたばかり言っているし、男子はそんな先輩に対する不満をぶつけていた。
そんな私の耳にとある男子の会話が聞こえてきた。
「あいつ調子に乗り過ぎ。ちょっとカッコイイからってバカじゃねぇの」
「それ言えてる!」
いや…貴方方より100倍いや1億万倍カッコイイですから。
「そもそも、王子様とか女子もアイツを盛り上げすぎなんだよ」
貴方方の言葉、全部僻みにしか聞こえないんですけど。
てか、自分の顔1回鏡で見てから先輩の悪口言いなさいよ。