【完】私が恋したプリンス*
「は??女は出てくんなよ。お前は告られていい気になってんだろ?アイツらと同類だろ」
「は?」
何言ってるのこの人達。
「だいたいアイツが王子様気取りしてるのが悪いんだろ。なんも努力しないで適当に遊んできたから校則も守れねーんだよ!」
パチン──
私の中でなにかが切れた。
「バカみたい…同類?貴方方と同類より何百倍もましよ!それに、淳平先輩は人一倍頑張ってるわよ!家族のために頑張って働いて、家族を大切にしてるんだから!!!努力してないとか遊んでばかりとか、適当なこと言わやないで!!!!」
私の声はいつの間にか静かになっていた廊下に響き渡った。