【完】私が恋したプリンス*
その時、
チュッ──
私の顔に先輩の顔が近づいたかと思うと、ほっぺにキスされた。
「…!?!?!!?」
訳が分からなくキスされた場所を抑える私。
「那姫、カッコよかったよ」
と耳元で囁いた。
そんなことされた私の顔はあっとゆう間に赤くなり、同時に心臓が煩く鳴る。
冷静になって周りを見渡せば、優人と凛くんは淳平先輩を睨んでいて、実莉ちゃんはと言うと同じく顔を赤く染めていた。
…やられた……