【完】私が恋したプリンス*
…でもここで黙っていたら相手の思うつぼ…
よしっ!
大きく深呼吸をし、気持ちを落ち着かせ、
「そ、掃除私達も手伝います!」
って少し先を歩いている先輩に言った。
けれど、
「まって、なっちゃん先輩。私達って俺達も?!」
淳平先輩の返事よりも、凛くんのツッコミの方が早かった。
「だって、みんなでやった方があっという間に終わるじゃん!」
「んー…仕方が無い…俺達基本関わるのNGなんですけどね。仕方が無いから手伝ってあげますよ」
けれど意外にもあっさり折れてくれた。