【完】私が恋したプリンス*


それから2時間程で校内の清掃は終わった。



清掃が終わった頃には初対面とは思えない程実莉ちゃんも馴染んでいた。



新入部員も入部して、これからもっともっと楽しい部活になるような予感がする。



けれど、この日常は奇跡に近かった。



みんな笑い合っている学校生活。



高校生らしい無邪気さ。



けれど、抱えている物が大きすぎたんだ。

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