【完】私が恋したプリンス*


「…次、俺の番?」



凛くんは他の2人とは違って少し複雑そうな表情とおちゃらけた表情を見せた。

その表情はなにを意味しているのか分からず、ただ黙って凛くんを見つめる。



「…俺こうゆうの苦手なんすけどね…ははっ…」



「凛」



淳平先輩が凛くんの名前を呼べば、抜が悪そうに顔を歪めると、1度深呼吸をして呼吸を整えた。



「…俺は淳くんや優人くんと違って、育ての親なんていないですよ」



えっ…?



凛くんの言葉はいまいち理解出来ない。

と言うか、理解の仕方が分からない。

< 198 / 307 >

この作品をシェア

pagetop