【完】私が恋したプリンス*


きっといきなり過ぎてビックリしているのだろう。



『私の家のカフェの常連さんで、その、少し前から仲良くしていて。この間写真を見せてもらって気がついたんです』



だから私は一連の流れ簡単に話した。

話した後ではみんなが納得した様子を見せていた。



『それで、会いたいと言っていました』



私はこの時、あえて3人を手放した理由を言わなかった。

これは、私の口からじゃなく。

佐藤さんから直接聞くべきだと思ったからだ。



『…日程…とか決まってるの?』



優人は恐る恐る私に聞いてきた。



『1週間後の火曜日にカフェで』



この日、家のカフェはお休みになっていた。

そのため、この日を利用したのだ。

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