【完】私が恋したプリンス*
凛くんの言葉に笑ってみたけども…
やっぱりなにか引っ掛かる…
こうして私はこのモヤモヤが晴れることのないまま、火曜日を向かえた──
キーンコーン──
校内に最後の授業終了のチャイムが鳴り、私と優人と実莉ちゃんは急いで昇降口を目指す。
「お待たせしました!!」
私達3人が昇降口に着いた頃には既に淳平先輩と凛くんは来てきた。
いつもなら凛くんが〝遅い〟だの文句を言うんだけど…
「…行きましょ」
今日は怖いくらい普通。