【完】私が恋したプリンス*
この光景を見て、心の底から安心した。
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あの日から1ヶ月後。
王子様達は定期的にお母さんと会っていたり、夏休みに一緒に旅行に行く計画も立てていた。
また、凛くんはお母さんと一緒に暮らし始めた。
優人と淳平先輩はと言うと、今まで育ててきてくれた家庭で過ごすことを決断。
その代わりに、こうして定期的に会うことを約束したのだ。
全て、いい方向にことが進んでいた。
そんな私と実莉ちゃんは微笑ましく見守る日常。
けれど私…なにか忘れている気がしてならないんですが──?