【完】私が恋したプリンス*
けどまぁ、実莉ちゃんとは普通に会話が出来るほどには成長している。
「実莉ちゃんはなにか思いついた?」
「んー…」
一瞬目考える素振りを見せたものの、すぐに笑顔を取り戻し〝思いつかない!〟とハッキリ言いのけた。
結局クラスメイトの1人が、
「メイド喫茶!」
と定番の案を出したため、それで決定。
そしてここは委員長のこだわりで、男女逆転とかではなく、王道のメイド喫茶になった。
委員長は綺麗な男の子。
なのにメイド喫茶について熱弁した姿は、誰もが引いていたのは言うまでもないない。