【完】私が恋したプリンス*


けどまぁ、実莉ちゃんとは普通に会話が出来るほどには成長している。



「実莉ちゃんはなにか思いついた?」



「んー…」



一瞬目考える素振りを見せたものの、すぐに笑顔を取り戻し〝思いつかない!〟とハッキリ言いのけた。



結局クラスメイトの1人が、



「メイド喫茶!」



と定番の案を出したため、それで決定。

そしてここは委員長のこだわりで、男女逆転とかではなく、王道のメイド喫茶になった。



委員長は綺麗な男の子。

なのにメイド喫茶について熱弁した姿は、誰もが引いていたのは言うまでもないない。

< 237 / 307 >

この作品をシェア

pagetop