【完】私が恋したプリンス*


「よし!じゃあ、これはここ置いておくね」



淳平先輩は私達のクラスまで荷物を運ぶのを手伝ってくれた。



「「本当にありがとうございます!!」」



「良いの良いのこれぐらい!あっ、そうだ、那姫は16時に資料室ね」



「…資料室??」



今日は火曜日だけど…

たしか淳平先輩の敵案で、学際が終わるまでなんでも部の活動はお休みなはずだった。



しかも、どうして私だけ??



考えていることが相手に伝わったのか。



「まぁ、来たら分かるよ。覚悟しておいてね」



と私の頭をポンポンと撫でると、私達に手を振って帰って行った。

< 248 / 307 >

この作品をシェア

pagetop