【完】私が恋したプリンス*
「よし!じゃあ、これはここ置いておくね」
淳平先輩は私達のクラスまで荷物を運ぶのを手伝ってくれた。
「「本当にありがとうございます!!」」
「良いの良いのこれぐらい!あっ、そうだ、那姫は16時に資料室ね」
「…資料室??」
今日は火曜日だけど…
たしか淳平先輩の敵案で、学際が終わるまでなんでも部の活動はお休みなはずだった。
しかも、どうして私だけ??
考えていることが相手に伝わったのか。
「まぁ、来たら分かるよ。覚悟しておいてね」
と私の頭をポンポンと撫でると、私達に手を振って帰って行った。