【完】私が恋したプリンス*
…なんだろう??
「…那姫なにかやらかした??」
「なにもしてないと思うけど…」
どっちみち、先輩も〝来たら分かる〟って言っていたんだ。
大人しく16時まで待つしかない。
それより…
「委員長にアイス奢ってもらおう!」
「賛成!」
さっそく委員長を探し出すと、ことの全てを話し、私達はアイスに辿りついた。
委員長はお財布を見て長い長いため息を漏らしていた。
おまけに、せっかくの美形が台無しになる程の残念さを顔で表している。
あれだ、委員長は黙っていたら美男子なのに…
その、色々と残念すぎることが判明。
まぁ、アイスに辿りつけたから問題ないけれど。