【完】私が恋したプリンス*


次の日の朝。



ピンポーン──



チャイムが鳴り、玄関の扉を開けると笑顔の優人が立っていた。



「前田おはよう!!」



おまけに朝とは思えない程キラキラした眩しい笑顔を向けている。



「…..おはよう」



って、違う!!

そうじゃない!!!



「どうしているの??!」



しかも平日の朝に!!



「へ?」



けれど私の質問にきょとんとしている。



きょとんとか、朝から相変わらず可愛い…

そんなことを不意に思ってしまう。

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