【完】私が恋したプリンス*
「どうしたの??」
私には実莉ちゃんがこんなに慌てている意味が分からないんだけど…
「どうしたの?は私のセリフよ!!どうして優人くんと登校してるのよ?!」
「えっと…これは」
少し自分で説明するには恥ずかしすぎる。
「あーもう!そんなことはどうでもいいや、取り敢えず来て!!」
「えっ?!ちょ、実莉ちゃん!?」
「優人くんも!!走って!」
「えっ、俺も!?」
私達は実莉ちゃんの言葉のままに走り出した。