【完】私が恋したプリンス*


そんな時、



「あ、道開けてあげてね」



聞き覚えのある声が。



しかもその言葉のおかげであっという間に道ができる。



そして私の視界に入ってくる2人の王子様。



「…あの、どうして…ここに?」



「どうしてって??」



淳平先輩は一瞬ニヤッとした──



もしかして、昨日の話が関係してるんじゃ…

今朝の優人の件が頭を過ぎる。

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