【完】私が恋したプリンス*


けれど王子様達も大人しく黙っているわけもなく…

クラスは一気に煩くなり、なぜか私達の周りにギャラリーが増え続けた。



あぁーもう!



「そんなのどうでも良いです!みんなで食べます!!!異論は聞きません!!!」



そう言って私は人数分の机をくっ付け、1人お弁当を食べ始めた。

その様子を見た4人も大人しく席に着きお弁当を食べ始める。



それからは、相変わらず人見知りを発動している優人をからかったり。

人前で可愛いキャラを演じている凛くんを茶化したりして過ごした。

本当は淳平先輩もからかったんだけど…



『淳くんの言う言葉ってクサイよね』



と凛くんが茶化しても。



『俺みたいな男はそんなクサイセリフも似合うんだよ』



とか言って、みんな先輩には適わなかったのだ。

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