【完】私が恋したプリンス*
そして午後の授業も、真面目に受け。
取り敢えず…一件落着。
そんなこんなで学校が終わると、放課後はさすがに自分達のクラスへと戻り学祭準備をするようだった。
クラスを出ていく時、わざわざ淳平先輩は私に向かって投げキッスをしてきて。
凛くんは可愛いキャラを存分に発揮しながら手をぶんぶんと振っていた。
その様子を見ていた実莉ちゃんは、
「愛されてるね」
と私をからかってきた。
けれど否定することはしなかった。
「私もそう思うよ」
だって、愛されてると凄く実感した1日だったのは間違いないから。