【完】私が恋したプリンス*
なんでも部の話が終わり、その後少しだけ4人で話した。
淳平先輩いわくミニ親睦会らしい。
けれど、この学園の3人の王子様に囲まれている状況に慣れることはなく、しどろもどろしていた。
「それじゃあ、これから宜しくね那姫」
「よろしくお願いします、なっちゃん先輩」
「前田よろしくね!」
「こちらこそよろしくお願いします!」
謎だらけの秘密の部活。
なんでも部の部長は淳平先輩で、活動日は毎週火曜日の放課後。
火曜日以外には、淳平先輩からの呼び出しがかかった時のみ。
雑用係の私にとっては楽な部活動の一環だった。
けれど、後々思ったんだ。
この時の私の考えは甘すぎたと。