【完】私が恋したプリンス*


「それより、なっちゃん先輩遅刻」



…ん?

遅刻なのは時計を見て確認してるので知っているけれど…



「凛くんも遅刻なんじゃ」



今私とここにいると言うことは…そういうことだよね。



「べ、別に俺は、お、王子様なんで…っ!?」



あの。

自分でそんなこと言っといて勝手に照れるの辞めてくれませんかね。

聞いてる私まで恥ずかしくなっちゃうよ。



「…そうだね」



だから少しだけイジワルをしてみたり。

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