【完】私が恋したプリンス*
「大体把握しただろうけれど、要はボランティア活動だね」
淳平先輩は簡単に言いのけた。
優人は露骨に嫌そうな顔をしている。
そりゃそうだようね。
ボランティア活動と言えば、地域の人と仲良く協力して行う活動だし…
超が付くほどの人見知りの優人からしたら地獄だよね…
「どうしてもと言う用事がない限り、強制参加だから」
「えっと、俺「却下!」」
優人がなにかを述べようとしたのを淳平先輩は最後まで聞く前に却下した。
優人のことだ、予想は出来る。
たぶん仮病とか用事とか無理やり理由を付けて欠席をしようとしたのだろう。