【完】私が恋したプリンス*
こんな姿…他の人が見たら驚くだろうな…
そもそも人見知りをを克服しようとすればいいのに…
「ねぇ、優人?」
「…ん」
優人は突然口数が減った。
もしやと思い、周りを見ると人がいた。
優人の人見知り発動。
「頑張って」
今にもこの場から逃げ出しそうな優人を隣で励ます。
「…ん」
無口で、ただ必死に座っている優人。
これは彼の頑張っている証拠。
いつもならすぐに飛び出てしまうんだけど…
私の〝頑張って〟が少しでも効いたのかオドオドしながら頑張っていた。