【完】私が恋したプリンス*


「那姫ちゃん」



そんな私に声を掛けてきたのは、古賀家のメイドである高城麻由子(たかぎ まゆこ)だった。



「麻由子さんこんにちは。優人いますか?」



「優人さんはもう少しで出てこられると思いますよ」



麻由子さんの言葉通り、優人は直ぐ家から出てきた。



「お邪魔しました!」



「行ってらっしゃいませ」



麻由子さんにそう言うと、学校に向かった。

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