【完】私が恋したプリンス*


「待たせてごめんね、じゃあ帰ろうか」



いつの間にか話を終えたらしい淳平先輩が私達の元へ来ていた。



「あれ?那姫具合でも悪いの?」



「えっ?」



「ボーっとしていたけど?大丈夫?」



王子様達は私のことを心配そうに見ている。



ここで心配かけるわけにもいかない。



「ちょっと疲れちゃったみたいです。アハハ」

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