【完】私が恋したプリンス*


火曜日。

いつもより少しだけ早く授業が終わり、地図を持って5階の資料室を目指した。



前回は遅刻したけれど、今日は余裕。



「今日はなにするのかなー」



またボランティア活動とかかな?



一昨日行われたボランティア活動を思い出して、楽しかったなと思い出に浸る。

そんなこんなであっという間に資料室に着いた。



みんな来た時、私が1番乗りだということに驚くかな?



ガラガラ──



扉を開ければ、西日が資料室の中をキラキラとした光らせ、別世界のように仕上げていた。



そしてもう1つ。



私はそれに目を奪われた──

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