【完】私が恋したプリンス*


「…っ!!」



…??

話し掛けてきたのに、なんで黙り込むの?



「凛くん?」



地べたに座りながら立っている凛くんの顔を覗く。



「…先輩、その顔反則です」



「えっ?」



顔?

もしかして…顔が赤いとか!?



私は咄嗟に顔を手で覆った。



きっと、さっきの光景のせいだ。

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