【完】私が恋したプリンス*


私はそんな凛くんの半歩後を歩き資料室へと向かった。



「あれ、前田今来たの?」



資料室に行けば優人に指摘された。



そりゃそうだ。

掃除当番の優人には、先に行くと伝えていたから。



「…お腹痛くてトイレに行ってたから」



私はその場しのぎの言い訳をした。



「もう治ったの?お腹」



「うん!大丈夫!」

< 95 / 307 >

この作品をシェア

pagetop