【完】私が恋したプリンス*
焦った挙句変に大きな声を出してしまった…
「そっか」
けれど淳平先輩は特になにも気にした様子もなく、イスに座るよう促した。
「今日は小さい頃の俺達の写真を見せようと思って」
写真…
そう言われて思わずあの光景が過ぎった。
そして淳平先輩と優人は机の上に写真を広げ始める。
「あれ、凛くんは?」
俺達って言ったからてっきり王子様達3人のかと思ったんだけど…
「あーうん。忘れちゃって」
忘れちゃったなら仕方がないよね。