失恋ゲーム。
「結愛ちゃん……。」
ポツリと、眉を下げて私の名前を呼んだ斗真くん。
私は、無理やり口角を上げニッコリ笑った。
それは、今までで一番の出来だと私は思う。
「私が、この最低で最悪なゲームをあんた達の望み通り。
最高で楽しいゲームにしたいと思う。
ってか、する。」
私は、皆の前に立った。
「あんた達が、嫌なこのゲームを!
私が、絶対に好きにさせる!
嫌な思い出なんて、つくらせない!
私が、主人公プレイヤーになるっ!」
私は、一人一人の顔を見て笑った。
「楽しいゲームにしよう?」
皆が、ポカンとしているなかこのゲームは始まった。
*結愛side end*