失恋ゲーム。
ステージ*1ー1*
襲われてぇの?
*結愛side*
「……本当に良かったのかよー?」
笑いながら聞いてきたミラ。
今は、放課後。
いつの間にか、話していたら放課後になっていた。
ちなみに────……。
皆、生徒会らしいけど、初めて知った。
高校2年にもなってしらなかったのは、つい最近変わったかららしい。
「何が?」
「このゲームに参加して良かったのかー?」
「……楽しそうじゃん?」
そう言って、ガラステーブルに散らばったゴミを集めて捨てた。
皆、購買部に行ってしまった。
でも、なんで放課後に購買部なんだろう……?
帰り道のコンビニでもいいと思う。
「変わった奴だな、お前。」
そう言って、目を細めて笑ったミラ。
「そりゃ、どうもー。」
そう言って、私は笑い返した。
すると、カチャリとドアが開いた。
「ただいまー!」
そう元気よく手を振ってきた瑠樹くん。
「おかえり、皆。」
「おー、おかえり~。」
私とミラも挨拶をした。
「じゃあ、結愛ちゃん。
そろそろ行こうか。」
そう言って私に、ジュースを渡してくれた斗真くん。
「どこに、行くの?斗真くん。」