失恋ゲーム。

**

「ここが結愛ちゃんの部屋だよ。」

「わー!凄っ!」

優愛ちゃんに、この寮を案内して最後。

結愛ちゃんの部屋の扉を開けた。

キラキラと輝いた眩しい笑顔を見せる結愛ちゃん。

ははっ、可愛いな。

一応、必要な物は揃っている。

トイレとお風呂もあるし、テレビとベッド。

それに、机。

クローゼットも大丈夫だし……。

っと、結愛ちゃんが来る前に確認したことをもう一度確認した。

「こんな所に住むの!?」

「うん、まぁそうだね。」

この学校にこんな寮が…!っと、驚き感動している結愛ちゃん。

素直な子だなぁ…。

「右隣には、俺がいて左隣は八尋。

俺の右隣は、瑠樹、ミラ、千夏、ナチの順になってるよ。」

困ったことがあったりしたら、声かけてね、と言って荷物を結愛ちゃんに渡した。

「ありがとう、斗真!」

と、ニッコリ笑顔で荷物を受けとる結愛ちゃん。

「いえいえ。じゃあ今夜はゆっくり寝てね。

おやすみなさい。」

「うん、斗真もゆっくり寝てね!

今日は、ありがとう!おやすみなさい!」

そう言って俺は結愛ちゃんの部屋を後にした。

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