失恋ゲーム。
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「ここが結愛ちゃんの部屋だよ。」
「わー!凄っ!」
優愛ちゃんに、この寮を案内して最後。
結愛ちゃんの部屋の扉を開けた。
キラキラと輝いた眩しい笑顔を見せる結愛ちゃん。
ははっ、可愛いな。
一応、必要な物は揃っている。
トイレとお風呂もあるし、テレビとベッド。
それに、机。
クローゼットも大丈夫だし……。
っと、結愛ちゃんが来る前に確認したことをもう一度確認した。
「こんな所に住むの!?」
「うん、まぁそうだね。」
この学校にこんな寮が…!っと、驚き感動している結愛ちゃん。
素直な子だなぁ…。
「右隣には、俺がいて左隣は八尋。
俺の右隣は、瑠樹、ミラ、千夏、ナチの順になってるよ。」
困ったことがあったりしたら、声かけてね、と言って荷物を結愛ちゃんに渡した。
「ありがとう、斗真!」
と、ニッコリ笑顔で荷物を受けとる結愛ちゃん。
「いえいえ。じゃあ今夜はゆっくり寝てね。
おやすみなさい。」
「うん、斗真もゆっくり寝てね!
今日は、ありがとう!おやすみなさい!」
そう言って俺は結愛ちゃんの部屋を後にした。