失恋ゲーム。
そんな私が、サボっている。こんな経験できないかもしれない…。
『ごめん…、俺、彼女居るんだ。』
「っ、」
ってか、なんで私昼休みに告白したんだ…。
「うぅっ…。」
思い出したら、涙が出てくる…。
私は、長袖の袖を目に当てる。
「っ、先輩、なんで、なんでなのよ!
彼女居るなら、期待させないでよ!馬鹿ぁ!!」
と、私は視界を歪ませながら大声で叫んだ。
「…、うるっせぇな、ブス。」
ふ、と。
そんな声がして、その方を向くと金髪に近い茶色…茶金髪の顔が大分整った見知らぬ男がいた。否、ここの生徒なんだけど。
って!
「誰がブスよ!!」
確かに、今の私凄い顔してると思う。だけど、そんなこと言わなくて良いじゃん!
「ブスはブスだろうが。黙れブス。」
と、鼻で笑ってきた。
「こ、こいつ…!」
ブス、ブス言いやがって!
「人を見下すと、モテないよ!」
「…女に困ったことはねぇ。」
と、ドヤ顔で言ってきた。
「っ、ムカつく…!」
顔が整ってるからって!と、言い返そうとしたら茶金髪野郎は、近づいてきた。
え、え。な、何!?