失恋ゲーム。
こ、こいつ…!
あまりの強引な発言と態度にカチンッときた。
「アンタねぇ!急に話しかけてきたと思ったら失礼なこと言うし!
しかも、凄い強引だし!馬鹿にするし!何なのよ!」
私は、声を荒げて文句を言う。
「…うるせぇ…。」
「は、ぁ!?」
何かをボソリと呟いたと思えば、急に体が浮く感覚を受けた。
目の前は、真っ青な空。そして、茶金髪の顔。
こ、これって…!お姫様抱っこ!?
「お、降ろしてよ!」
私は、ジタバタと茶金髪の中で暴れた。
「ジタバタすると、落とすぞ。それと、今は授業中だ。誰かに見つかったらどうすんだ。
後、お前歩くのおせぇ…。」
そう素っ気なく言った茶金髪の言葉に私はハッとした。そうだ、今は授業中で。私と多分コイツもサボってたんだ…!