忘れない物語
そんな会話をしていた、ちょうどその時である。

遠くの教室からかすかに声が聞こえた。

先輩はその教室の前に行くと私を下ろしてくれた。           

「…ふぅ…びっくした…///」

「ちひろ、何か言ったか?」

「ううん。何もない」

「それじゃあ、中に入るぞ」

「うん」

先輩が教室の扉を開けた。

そこにいたのは……
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