忘れない物語
「私、用事あるから」
ほっちゃんはそういって、
どこかへ行ってしまった。
とはいえ、今は休み時間である。
なにをしようか……。
「図書館にでもいくか」
私は廊下に出た。
次の角を曲がれば図書館は
すぐそこである。
私が角を曲がろうとしたとき
向かいから、角を曲がって
来た人がいた。
ぶつかるぅーっ!!!
と、思ったが気づいたときには
反射神経でよけてしまっていた…。
そんなことを考えていた
次の瞬間、
『ドンっ!!』
「へ?なにがおこったの?」
頭の整理がおいつかなかった。