フルート吹きの魔法使い

とんでもない事をさらりと言うなぁ・・・。
それって戦争じゃんか・・・。
私もそれに参加しなきゃいけないって事・・・?


るりはその言葉を聞いて頭を悩ます。
今まで平和な世界にいたのだから仕方のない事なのだが。


「そんな滅多にあるものではありませんから。あまり深く考えなくても大丈夫ですよ」


グレイはにこりと笑っているが、るりはそれどころではない。
その時になったら、私はこの国を守る行動が出来るのか。

それを考えるだけでも頭が痛い。


「約に立つんですかね?この私が」

「ええ。必ず。だからここにいるんですよ?」

「そう・・・ですか」


< 106 / 270 >

この作品をシェア

pagetop