フルート吹きの魔法使い
建国祭のパーティーは、基本招待者以外は参加出来ない。
グレイ達は呼ばれたことがないらしく、一体どんなものなのかよくわからないそうだ。
「フランなら知っていると思いますよ。彼は位の高い家の方ですからね。騎士団の執務室にいるでしょうから、聞いてみてください」
というグレイの情報により、るりは騎士の執務室へと足を運ぶ。
ていうか、フランはいいとこのおぼっちゃまだったのか。
どおりであんなに偉そうで我侭だったのね。
と妙に納得してしまうるりだった。