フルート吹きの魔法使い
お祭り始まりました。
いよいよ建国祭当日。


「・・・・あれ?」

るりはベッドで寝ていることに、起きてから初めて気付いた。

おかしいな・・・。
机にいたはずなんだけど・・・。
疲れのあまり無意識のうちにベッドに行ったのかな・・。

「ま、いいか。着替えよ」

思い出そうとしても、全く記憶がないのでそれ以上は深く考えないことにしたるり。
勢いよくベッドから飛び出し、着替えを済ませた。




「おはようございます!ルリさん!今日は一緒に行けますか?」

ククルが、何日かぶりに部屋に来てくれる。
曲作りで必死になっているるりに遠慮していたのだ。

「おはよう~ククル~。何日か会えなくて寂しかった。でももう昨日で完成したから、今日はめいっぱい楽しみましょ!」

その言葉にククルは嬉しそうな笑みを浮かべる。
その笑顔にるりはまた萌え悶えてしまう。


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