フルート吹きの魔法使い

と言うわけで今日はグレイにお願いして一日休む事にしたるり。
ゆっくりベッドで静養しようと思ったのだけれど。

「大丈夫か?ルリ。しかし、体力ないな」


フランとガリエルが見舞いに来た。
しかし、一言余計だ。


「ほら、差し入れ。食べれば少し回復するぞ?」


ガリエルは甘いお菓子を持ってきてくれた。
目の前のフランは昨日あんなにハードだったのにもかかわらず、ぴんぴんしている。

さすが慣れているだけあるな、とるりはお菓子を食べながら思った。


「もう無理。今後は絶対不参加だわ」

「その方が私も安心だよ。もう他の男にルリのドレス姿を見せたくないからね」

・・・またこの男は・・・。


るりは少し顔を赤らめる。

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