フルート吹きの魔法使い

その時。



パン!

と言う音と共に、フィランドールの手が跳ね返される。



「!!」

フィランドールはその後何かに気付き、るりのそばから離れる。
胸元を見ると、そこから淡い光が発せられていた。


モールさんのペンダント・・・!!


そうモールから貰った時から、肩身は離さずつけていたペンダント。


"なにかあったら守ってくれる"

その言葉通り、フィランドールが触れようとしたのを、モールの魔力で守ってくれたようだ。
< 191 / 270 >

この作品をシェア

pagetop