フルート吹きの魔法使い
その時。
パン!
と言う音と共に、フィランドールの手が跳ね返される。
「!!」
フィランドールはその後何かに気付き、るりのそばから離れる。
胸元を見ると、そこから淡い光が発せられていた。
モールさんのペンダント・・・!!
そうモールから貰った時から、肩身は離さずつけていたペンダント。
"なにかあったら守ってくれる"
その言葉通り、フィランドールが触れようとしたのを、モールの魔力で守ってくれたようだ。